ガンテツパイル工法協会


杭施工時の発生残土の有効利用について

 ガンテツパイルは、原位置地盤に造成したソイルセメント柱とリブ付鋼管または平鋼管との合成杭です。 ソイルセメントの造成方法は原地盤を掘削しつつセメントミルクを注入し攪拌混合することによります。
 ガンテツパイルの施工により発生する残土は、従来の場所打ち杭と比べて少なく、またセメント分を含ん でおり、良質な安全処理土といえることからこの有効利用について提案します。

1.ガンテツパイル工法により発生する残土の量とその性状

ほぐされた状態の発生土
  1. 原位置土を利用するため発生する残土の量は杭体積の概ね 50% 以下です。
  2. 施工時に発生する残土の性状は泥状を呈しているがセメント改良土であるため
    時間経過に伴い硬化し発生した残土は数日の養生後バックホウで
    ほぐす(一時処理)ことにより土砂状となります。(右写真)

空掘部及び杭頭中詰めコンクリート部の事前汲み取り量は含みません。
  施工地盤によって発生残土量が増加する場合があります。

 
2.過去の発生残土の処理例
  1. 杭施工中に発生する残土を釜場に集積します
  2. バックホウにて釜場から仮置き場に再集積します。
  3. 1〜4日養生し安定した残土をバックホウにてほぐし一時処理を行います。
  4. 発生残土の性状確認。
  5. 4. で利用可能であると判断された場合、残土の利用を実施します。
3.残土の有効利用の提案
 ガンテツパイルの施工により発生する残土はセメント安定処理土であり地盤条件、配合条件等により変化しますが、 材令 28日 で概ね 10〜15kgf/cu 程度の強度を期待でき、一時処理後のほぐし土は良質な土砂状を呈していることから、路体、路盤、路床材料もしくは盛土、埋め戻し土、表層敷均し土等に有効に活用できるものと考えます。
  1. 有効利用先がある場合

  1. 有効利用先がない場合
     発生土を転用する先がない場合、いわゆる切り土しかない場合は場外処分を行うしかありません。
     そこで、同じ場外処分を行うにしても残土処分費の低減を行なうため次のようなことを提案致します。
     前提として、杭施工工事発生残土がセメント改良土のため場外処分を行う場合で、産業廃棄物として取り扱われた場合を示します。