ガンテツパイル工法は、原位置地盤に造成したソイルセメント柱と外面突起付き 鋼管又は平鋼管との合成杭です。ガンテツパイルの施工により発生する残土は、原 位置地盤とセメントミルクが混合されたソイルセメント体であり、その発生土量は、 従来の場所打ち杭工法と比べて少なく、杭仕様(杭径、杭長)や施工対象地盤(砂 質土、粘性土、N値)、配合条件(W/C、セメント添加量)等の施工条件によっ てセメントミルクの注入量に応じて変動します。
ガンテツパイル工法で発生した残土は、杭本体を構成するセメント改良体と同程 度の品質を有することから、盛土材や路盤材として適用することが期待できます。 以下に発生残土の有効利用について提案します。

1.ガンテツパイル工法により発生する残土の性状

ほぐされた状態の発生土 施工時に発生する残土の性状は泥状を呈しているがセメント改良土である
ため時間経過に伴い硬化し発生した残土は数日の養生後バックホウでほぐす
(一時処理) ことにより土砂状となります。(右写真)
 ほぐし処理された発生残土(ソイルセメント)の力学試験を実施した結果、
盛土材や路盤材として適応できる強度特性を有していることが確認されています。


【発生残土の力学特性】
(1)コーン指数    (2)三軸圧縮強度    (3)修正CBR

2.過去の発生残土の処理例
  1. 杭施工中に発生する残土を釜場に集積します
  2. バックホウにて釜場から仮置き場に再集積します。
  3. 1〜4日養生し安定した残土をバックホウにてほぐし一時処理を行います。
  4. 発生残土の性状確認。
  5. 4. で利用可能であると判断された場合、残土の利用を実施します。
3.残土の有効利用の提案
ガンテツパイルの施工により発生する残土はセメント安定処理土であり地盤条件、配合条件等によ り変化しますが、 盛土材や路盤材としての強度特性が期待でき、一時処理後のほぐし土 は良質な土砂状を呈していることから、路体、路盤、路床材料もしくは盛土、埋め戻し土、表層敷均し 土等に有効に活用できるものと考えます。
  1. 有効利用先がある場合

  1. 有効利用先がない場合
     発生土を転用する先がない場合、いわゆる切り土しかない場合は場外処分を行います。
     そこで、同じ場外処分を行うにしても残土処分費の低減を行なうため次のようなことを提案致します。
     前提として、杭施工工事発生残土がセメント改良土のため場外処分を行う場合で、産業廃棄物として取り扱われた場合を示します。

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