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施工に関するQ&A

ガンテツパイルの施工に関して、Q&A方式にて解説します。

Q1:騒音振動について
Q2:重機の安定性について
Q3:適用杭長について
Q4:施工可能な最大杭径について
Q5:鋼管の最大単管長さの制約について
Q6:支持層が岩盤の場合の施工可否について
Q7:施工速度について
Q8:配合試験について
Q9:被圧水下での施工性について
Q10:地下水汚染に関して
Q11:建設発生土について
Q12:施工管理について



Q1:騒音振動について
A1: 現状の各種工法の中で最も低騒音・低振動の工法の1つで、近隣環境条件に対して ほとんど問題とはなりません。
解説:騒音振動は油圧ハンマ及びオールケーシング工法以下です。
過去の測定例数値をとりあげますと離隔距離20mで騒音69dB、振動46dBとのデータ が得られており、これらは規制値を大幅に下回ります。

→ 技術審査証明P.31参照


Q2:重機の安定性について
A2: 事前に重機の安定計算を行い、重機の安定上問題がある場合は表層改良を実施します。
解説:一般的には敷鉄板により接地面の養生を実施することにより安定性が保たれます。表層部 の地盤が非常に軟弱な場合にはこの養生法だけでは不十分となるケースもあり、この場合 は砕石を敷く方法やセメント系固化材による表層改良を実施し、敷き鉄板との併用による 重機安定性の検討を実施することになります。


Q3:適用杭長について
A3: 同時埋設方式(TYPET)での適用杭長は70m程度以下を目安としています。
解説:同時埋設方式(TYPET)では実績として杭径1000mm、鋼管径800mmで70m (杭長67m+ヤットコ長3m)です。機械の能力的には条件にもよりますが、80m程度まで 施工可能と考えています。ただし、長尺杭の場合は地盤条件、杭径及び鋼管径により 施工検討を必要とする場合があります。
一方、後埋設方式(TYPEU)においては30m程度(実績:31m)となっております。


Q4:施工可能な最大杭径について
A4: 現有機では鋼管径で1200mm、杭径で1500mmです。
解説:土木審査証明における最大杭径も上記となっています。それ以上のものについては施工 機械の大型化が必要です。
一般的には杭径で1000mm〜1200mmが多く採用されています。


Q5:鋼管の最大単管長さの制約について
A5: 一般的に最大単管長は下杭で最大15m(φ800,t9 φ700,t9 の場合)、下杭以外は 最大16.5m(鋼管径によらず)です。
解説:下杭については、鋼管の重量及び長さによるベースマシンの安定面から制約を受けるため、 最大15mです。
下杭は鋼管径、板厚により最大施工可能長さが若干変わりますので、詳細な杭割りに関しま してはガンテツパイル工法協会へお問い合わせ下さい。
また中、上杭については最大16.5mまで施工可能で、ベースマシンのリーダー長さからの 物理的制約によります。


Q6:支持層が岩盤の場合の施工可否について
A6: 基本的には不可、ただし、風化の著しい岩盤に対しては可となるケースもあります。
解説:掘削攪拌ヘッドの形状がソイルセメントの造成(地盤の混合攪拌)を主目的としておりますので、 岩盤に対しては一般に補助工法を必要とします。
換算N値が100程度以下の風化岩であれば施工可能と判断します。出雲地方の布志名層(砂岩と 頁岩の互層。上部がやや風化しN=70〜100)での施工実績が有ります。
岩盤等の施工可否に関しましては、ガンテツパイル工法協会へお問い合わせ下さい。


Q7:施工速度について
A7: 掘進攪拌速度は一般部で1m/分、杭先端部で0.25m/分を標準としています。
解説:ソイルセメントの品質とプラントのセメントミルク吐出能力から決まります。
掘進攪拌速度は一般部で1m/分、杭先端部で0.25m/分を標準としていますが、大径杭で W/Cの高い配合を用いる場合(例えば、杭径1200mm、W/C=120%)には標準プラント でのセメントミルクの吐出能力の関係から一般部で0.7m/分程度となります。


Q8:配合試験について
A8: 標準配合を用いた場合には基本的には不要です。
解説:配合は大別して杭一般部用の配合と杭先端部の球根用の配合に分かれます。
強度と施工性及び排土低減の観点から配合を決定しており、標準配合は特殊な地盤条件の場合 を除きこれらを満たします。
配合試験は配合試験の実施によりセメント量が低減でき、コスト削減につながる可能性があるか、あるいは地盤性状により強度と施工性(遅延材の効果)の観点から配合試験をしておいた方が安全であ ると判断される場合に実施します。
杭先端部を対象とした配合試験の実施例が少ないのは以下の理由からとなっております。

1) 杭先端部は一般に砂層や砂礫層を対象としており、これまでの実績によると、 粘性土に比べて強度発現が良好であることから標準配合を用いても強度面の問題はないと考えられます。

2) 杭先端部は深度が深く、配合試験用の土砂採取が技術的に困難(一般に砂あるいは砂礫であり、 含水率を保った状態での採取が困難)であり、 かつ土砂採取に多額の費用を要します。それに対して施工対象量が少なく、 セメントの低減によるコスト削減が小さいという現実的制約の結果によるものです。


Q9:被圧水下での施工性について
A9: 一般に、補助工法無しで施工できます。

解説:施工中の孔内は、原位置土とほぼ同じ比重のソイルセメントで満たされているため、地下水との比重差で、被圧地下水を抑えながら施工することができます。
施工実績としては、水頭差が最大7.6mまでのものがあります。
被圧水頭が高い場合や、湧水量が多い場合などは、ガンテツパイル工法協会までご相談下さい。



Q10:地下水汚染に関して
A10: 地下水に流速がない場合は問題ありません。
解説:地下水に毎分3m程度以上の流速がある場所ではセメント分の流出の恐れがあるため、柱状図の 詳細な検討が必要です。
地下水に関する対応の考え方及び周辺への影響は場所打ち杭の施工の場合と同じです。


Q11:建設発生土について
A11: 固化体(杭体)造成に現地盤の土を有効に活用するため、使用した土量分だけ建設発生土が軽減で きる工法です。杭体積の20%〜30%程度に発生量を抑えることが可能です。
解説:他工法と比較すると、場所打ち杭工法ではほぼ杭体体積に相当する量が排出されます。当工法では 既存工法に対して建設発生土を減らすことを目的の1つとし開発を行っています。
ガンテツパイルの建設発生土の測定を実施してきましたが、発生量として最大で37%、 平均で20%程度の実測データを得ております。
また、発生土を場内で有効活用した事例もあります。(場内敷き均し、路体盛土 等)


Q12:施工管理について
A12: ガンテツパイル工法は掘進速度、掘進深度、オーガーモーターの電流値、セメントミルクの吐出量等を 常に測定記録しております。施工の進捗状況、支持層の到達確認に使用する施工管理システムを有す る工法です。
解説:施工管理システムは施工機械のオーガーモーター電流値、杭の掘進深度、掘進時の押し込み力、固化 材液の吐出量を測定、管理することができます。現場管理室に設置されたパイルモニターのパソコンによ り掘進抵抗値を求め、支持層を多面的に確認しています。



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